ロードオブザリング(2つの塔)DVDメイキングを見て。

 昨日にひきつづき指輪ネタです。でも観点はちょっと違います。メイキングをみて驚いたことがあります。メイキングでは、トールキンの原作がどのようにして生み出されたかにまで立ち返り丁寧に説明されていました。(なにしろメイキングだけで3時間あるんですからね。)

 その中で、彼の作品に与えた従軍による戦争体験が語られていました。彼が戦場で見た戦友の死、その中で「無意味な戦い」と「死を賭して意味のある戦い」という概念が出来上がったとのことです。そしてメイキングの説明は続きます。

  「無意味な戦いであった第一世界大戦、死を賭して意味のある戦いであった第二次大戦」

 なに、そうだったんだ。彼ら欧米人にとってはこれが当たり前の観点なのだ。勿論、戦うべく悪は日独伊であり、最大はヒットラーであったのでしょうが。とにかく、欧米にとって日本は世界の悪の枢軸であったことは間違いありません。

 広島の原爆について書きましたが、どうもこれだけでは一方的だったのかも知れません。ここに至る過程もまた存在した訳ですから。

 日本の民族魂の背負ったカルマは自分達が考えている以上に実は世界のなかで大きなものなのかも知れません。

では、また。