もの言わぬ国民
この間、筑紫さんのニュースを観ていたら、最近の日本の状況は昔の第二次大戦へ向かう頃の雰囲気に似ていると言っていました。なにが似ているかというと国民がものを言わなくなったとのことでした。
確かに、昨今はいままでは考えられなかった、住民基本台帳の法案などがいとも簡単に国会を通過し成立しています。しかし、これらに対しての国民的反対というのは特にみられなかったと思います。民意を国会に反映する仕組みが崩壊してしまったのでしょうか、というより国民はなにも言わなくなったという気がやはりします。
場の雰囲気という考え方があります。大昔の文芸春秋に載っていたのですが、場の雰囲気がある雰囲気になってしまっているとき会議はいくら議論を行おうとしても、場の雰囲気に支配されてしまい、合理的結論には至らないというものです。
今の日本はもしかすると、何かある場の雰囲気に捕われているのかも知れません。それは何か日本のカルマの様なものかもしれません。
うーん、さて、その中で我々は何をすればよいのでしょうか?日本人としての個人のカルマはどうなって行くのでしょうか?
では、また。
P.S.巻頭の写真は原っぱの新入りノラちゃん Part.2です。