アメリカ大統領ディーン候補

yam_s2004-02-23

 民主党の大統領候補にはもうなれそうにありませんが、 http://news.fs.biglobe.ne.jp/special/bush.html ディーン候補の予備選挙でしたっけ、その戦い方は異色だったのではないでしょうか。私はニュースステーションで観たのですが、民主党の中で最大の選挙資金を稼いだのだそうです。その方法が若者のインターネットでの草の根ネットワークによる10ドル募金から成り立っていたとのことでした。http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20063849,00.htm スポンサーを持たないディーン候補はそのためかイラク派兵反対を唱える唯一の候補でした。しかし、現在の米国民は必ずしもリベラルな彼の態度を危険だとして良しとしないひとも多かったようで、その賛否は両論のようでした。私には何故リベラルが悪いのか理解出来きませんが、それは米国の保守化の現れなのでしょうか。しかし、その保守化の中でも若者達によるディーン候補支持の運動がある、それが米国がいまだ持っている凄さなのだと感じました。

 さて、この話で私がなにが言いたいかといいますと、インターネットの持つ力です。若者の草の根ネットワークを全米で繋ぎ、民主党一番の選挙資金を集める。まさしく、いっかいの若者達、というか小さな個人達に国や企業などの大組織に対する対抗する力を与える。モザイク(今のネットスケープの前身)が登場したときに持った予感がまさに現実化した、その一例ではないでしょうか。

 インターネットはまさにアーリマンの道具の様に考えるのが、シュタイナー関係ではあると思います。しかし、ドルナッハにある像のようにアーリマンは踏みつけるもの、つまり道具として人間が使いこなし切るものと私は考えております。道具として人間のもつ人間としての正しい目的のために使い切れば、そのアーリマン性は克服されるのだと私は考えています。

では、また。

P.S.巻頭写真は車でちょっと行ったところにある原っぱに居る、のら猫ちゃんです。写真の子は最近、見かける子で人気があります。昔から居る子は居なくて写真が撮れませんでした。昔からの子とは、かれこれ3年ほどの付き合いです。