現代教育における主知主義

 昨日は七夕。みなさん七夕の夜をいかがお過ごしだったでしょうか。ちなみに私はなんのロマンもなく深夜まで残業でした。(^^;
 さて、今日のお題は現代教育における主知主義と大仰ですが、要は進学塾についてです。
 家の息子が中3で今年受験なのですが、受験生の夏は正念場。我が家はマスプロ塾ではなく、私が子供の時に通っていた、同級生のおかあさんがやっている私塾に通っているのですが、地元のマスプロ塾からの勧誘も来ます。その中で、びっくりしたのが、ある大手進学塾の夏期講習の日程です。ご丁寧に、プリンスホテルでの夏期合宿、お盆特別講習もあり、全てを受講すると、夏休みは日曜日を除いて全て塾という日程(全25日かな)になります。ここまで勉強しなきゃいけないのか。ここまでやるのか、という感じです。これって勉強のし過ぎではないでしょうか?つまり、乱暴ですが現代教育における主知主義ということです。
 なんでこんな講習があるのかと考えましたが、親からのニーズではないかと思います。親としては家にいる子供に毎日勉強しろと言うより、塾に行かせて塾に全て任せてしまった方が楽だし、安心だからではないかと言うことです。
 その25日間で繰り広げられるのは、シュタイナー教育とはかけ離れた、生徒同士の競争心を大きく煽った受験に通るためだけのいびつな教育です。高校受験のための中学の内申書の存在も、現代の子供をいびつにさせている大きな問題と考えて来ましたが、この塾の実情も知ってみるとあらためて考えさせられる問題でした。

では、また。