ちょっと気になりましたので、コメントします。

 P2PソフトのWinnyの作者が逮捕され、関係者に衝撃を与えています。
 昨今、経済問題を取り上げていますが、実はソフトの世界のオープンソースというものが、今後の経済活動を変えてしまうのではと私は密かに期待しています。
 オープンソースでは、ソフトを社会的インフラとして、ひとびとに無償で提供しようとしています。製作物には必ず対価が伴うという現状の経済の概念を越え、究極のシュタイナーの言うところの経済の友愛を実現しようとしているように私には思えます。
 これに対しての著作権というものは、音楽産業やソフト産業の経営を守るためのものに私には見えてしまいます。石油資本のためにイラク戦争をおこしたブッシュ大統領ではないですが、京都府警は企業のために開発者を逮捕をしたのではないかと感じてしまいます。
 アーティストの中には、自分たちの芸術を無償で提供しようと言うひとびともいます。彼らは自分のHPで楽曲をただで提供しています。『もし、気に向いたらお金を払ってね。」というスタンスなのです。音楽産業やソフト産業は本来は人類の共有財産である人間の精神の成果物で儲けすぎているのではないでしょうか。
 美術館に行けば、かなり安い金額、あるいは場所によってはタダで何億円もする美術作品は鑑賞できるではないですか、これが真の経済の友愛の姿ではないでしょうか。

 まったく、精神の自由に反することがいろいろ起る昨今はまことにいやな雰囲気ですが、みなさんはいかがお考えになりますでしょうか?

では、また。