科学、哲学は死に残されたのは工業技術
科学は死にました。ニーチェが「神は死んだ」と言ったように。それは、そんなに昔の話ではありません。量子力学の不確定性原理で死にかけていた科学は最近のカオスの発見で死んでしまったのです。
ニュートンの時代からの観察の客観性と数学的記述をされた現象の再現性、これらふたつが崩壊してしまったのです。これでは、もはや科学は成立しなくなったと私は考えます。
そして、死にそうな科学に影響されて人は哲学まで殺してしまいました。関係性の記述は出来てもその成立は不問にふす構造主義は1元論、2元論以下と感じるのは私だけでしょうか。
後に残ったのは工業技術だけです。こうして我々は人工物に囲まれた現代を迎えているのです。(しかし、我侭な自由は手に入れた。)
では、こんな状態の中、私たちはなにをなすべきでしょうか。私としては新たなる貨幣流通制度を作りたいと考えています。何故なら、すべてのモノに、あるいは人間にさえ、その裏側に貨幣価値というものが影のようにくっついているからです。
来週、後半からは貨幣経済について取り上げ行きたいと考えています。
では、また。