オカルティストとしてのシュタイナー

 シュタイナーは様々な運動を興しました。教育、舞踊、音楽、農業、共同体、などなど。しかし、彼の本質を見誤ってはいけません。彼の本質は秘儀の公開者です。そして、カルマ論の紹介者。前者は本来、シュタイナーの師匠であった、シュレアーが行うカルマであったものを、シュレアーがやらなかったので、そのカルマをシュタイナーが引き継ぎました。そして、彼の本来の使命は後者でした。

 シュタイナーは本質的にオカルティストであると私は考えます。そして、普遍的アントロポゾフィー協会は必ずしも現在の社会ですぐさま世直し運動を行っているわけではありません。

 シュタイナーの興した運動は確かにシュタイナーを元としてはいますが、オカルティストとしてのシュタイナーや普遍的アントロポゾフィー協会とは、別の道ではないか私は考えます。

 ですかた、運動と人智学を同一と考えるとき、運動を行って行く時通常の良識的判断が曇らされてしまう気がしてしょうがないのです。

 みなさんは、どうお考えでしょうか?

では、また。